NASAの地球観測衛星Landsat 8が撮影したフィンランドのサイマー湖です。4月に入り、融氷が進み始めています。

面積は4,400kkm2のサイマー湖は、フィンランド南東部にある同国最大の湖で、湖面は4県に跨ります。ヨーロッパでも4番目の大きさの湖です。氷河時代終わりに氷河が融けたことで形成されました。約6000年前、当時の古サイマー湖は約9,000km2の湖面を持ち、この地域を覆っていたと推定されています。そして、新たな流出河川が形成され、湖水が排水され、数千km2もの湿地が形成されました。絶滅危惧種である淡水アザラシ、サイマーワモンアザラシ(ワモンアザラシの一種)がサイマー湖に生息しており、本種はサイマー湖のみで生息が確認されています。
地上の様子はこちらです。

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH