イワン・ワグナー宇宙飛行士がISSから撮影したカザフスタンのアルマトイです。

Credit: Ivan Vagner, Roscosmos

アルマトイは、カザフスタンの南東部にある、人口153万人の同国最大の都市です。同国における経済・教育・文化の中心地であり、「南の首都」とも呼ばれ、1998年まで同国の首都でした。天山山脈の支脈であるイリ・アラタウ山脈の北麓に位置し、都心部は標高750m-900mの高地に位置し、画像からもわかりますが、町全体が傾斜しています。アルマトイは複数回大地震に見舞われており、アスタナへ遷都された理由の一つに地震の危険性がありました。地震への対策から高層建築物の建設は制限されており、そのために都市の景観が保たれている一面もあります。また、カザフスタンの石油生産量が増加した2003年以後、アルマトイは経済的な恩恵を受けてきました。今日では、アルマトイは同国GDPの20%を占め、主要産業は金融業となっています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Ivan Vagner’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH