【地球を俯瞰する】No.1909: モニュメントバレー🇺🇸

イワン・ワグナー 宇宙飛行士がISSから撮影した米モニュメントバレーです。

Credit: Ivan Vagner, Roscosmos

モニュメント・バレーは、ユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯の名称で、メサといわれるテーブル形の台地や、さらに浸食が進んだ岩山ビュートが点在し、あたかも記念碑(モニュメント)が並んでいるような景観を示していることからこの名がつきました。古くからのナバホ族居住地域で、居留地となった現在では、その一部はナバホ族管轄のもと一般に開放する形で公開されており、ナバホ族の聖地とも呼ばれ有名な観光地となっている。コロラド高原の一部に属しているこの地域は、深い渓谷や山間台地が点在しています。独特の地形は、2億7千万年位前の地層が現われたものが風化・浸食によって形成されたといわれており、現在でも風化が進んでいるため、岩山の形は変わる可能性があります。ロッキー山脈からの鉄分を大量に含んだ川の流れは、下流地域一帯に沈泥となって堆積し、当時の酸素濃度は現在よりも高かったため鉄分の酸化が急速に進み茶褐色の地表となりました。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Ivan Vagner’s Tweet
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