ESAの宇宙観測衛星Copernicus Sentinel-3が撮影したチリ、コンセプシオン沖の植物性プランクトンです。

Credit: EU, ESA

コンセプシオンは、チリ中南部にある商工業都市で、ビオビオ州の州都です。ビオビオ川沿いに位置し、近郊には太平洋への外港のタルカワノがあります。コンセプシオンは1550年、コンキスタドールのペドロ・デ・バルディビアによってビオビオ川の北岸、現在のベンコ(Penco)地区に創設されました。入植者は、チリ人、スペイン人の領土とアメリカインディアンの部族マプチェ族の土地の間のラ・フロンテラ(La Frontera)地区の北側数キロメートルに住みましたが、マプチェ族は1870年代まで抵抗を続けました。

ちなみに、植物プランクトンは「食物連鎖の基礎生産者」「二酸化炭素の調整者」として、極めて重要な役割を持ちます。植物プランクトンは太陽光と水と二酸化炭素から酸素と有機物を生成して成長、増殖し、動物プランクトンに食べられ、更に高次の食物連鎖へと続いていきます。この過程で、二酸化炭素を吸収、酸素を生成し、地球の環境に大きく貢献しています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Copernicus EU’s Tweet
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