アンドレアス・モーゲンセン宇宙飛行士がISSから撮影したベネズエラのギアナ高地とカナイマ国立公園です。

カナイマ国立公園は1994年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)として登録されています。未だに人類未踏の場所が点在し、世界最後の秘境ともいわれ、原始的な特徴を持つ固有の動植物が生息し、独自の生態系を形成しています。テーブルマウンテンが大小100余りジャングルに浮かぶ一帯があり、ギアナ高地と呼ばれています。この地帯は、プレートテクトニクスの影響をほとんど受けていないため、約20億年前の地質がそのまま残っていると考えられています。公園の北西部には、2,000m級のテーブルマウンテンが連なり、アウヤンテプイがあります。ここには世界最大の落差979mをもつエンジェルフォールもあります。一帯は典型的な熱帯気候で、カリブ海からの湿った風がギアナ高地に吹き込んでおり、一帯にジャングルを形成しています。常に、ジャングルの上に雲が浮かび、衛星写真で地形を把握することが困難とも言われています。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Andreas Mogensen’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH