地球観測衛星NOAA-20が撮影した中国の長江デルタ(揚子江デルタ)と上海です。

Credit: NASA

長江デルタ(揚子江デルタ、长江三角洲)は、上海の巨大都市圏を含む三角州地帯で、長江が東シナ海に流れ込む江南地域の中心部に位置しています。肥沃な土壌を持つこの地域では、穀物、綿花、麻、茶が生産されています。長江デルタのGDPは約4.3兆ドルであり、日本とほぼ同じ規模です。上海市は中国の直轄市で、人口約2400万人を擁する同国の商業・金融・工業・交通などの中心地です。上海は長江河口南岸に位置し、河口島である崇明島、長興島、横沙島などを含みます。北部から東部は江蘇省・西南部は浙江省、東は東シナ海(東海)に面しています。市街地は、長江の支流である黄浦江を遡ったところにあります。黄浦江の河口は呉淞口と称した港があり、崇明島などの島や市外への航行に用いられています。2020年9月の調査によると、上海は世界3位の金融センターであり、東京や香港を抑えて初めてアジア首位に立ちました。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH