地球観測衛星Landsat 8が撮影したカナダ、ヌナブト準州のデヴォン島です。

デヴォン島は北極海に存在する島の1つであり、現在のところ世界最大の無人島となっています。デヴォン島の面積は約55,000km2で、これは、世界の島の中では第27位、カナダでは第6位、同国クイーンエリザベス諸島では第2位の面積を持つ島です。先カンブリア代の片麻岩、古生代の泥岩と頁岩でできています。最高地点は標高1920mで、いくつか小山脈があります。比較的高い標高と高緯度のため、大型の動物はほとんど存在せず、わずかなジャコウウシと小鳥、小動物のみが生息しています。 夏には稀に10℃を超えることもあるが、冬は-50℃近くにもなります。年間を通して気温が低く水分が大気中に存在しにくいため、砂漠のように降水量は非常に少ないです。また、デヴォン島には、ホートン・インパクト・クレーターと呼ばれる直径は約23kmのクレーターが存在し、これは約3900万年前に直径約2kmの隕石が落下したことによって形成されたものです。クレーターは現在は湖になっています。
地上の様子はこちらです。

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH