シェーン・キンブロー宇宙飛行士がISSから撮影したハンガリーのバラトン湖です。

Credit: Shane Kimbrough, NASA

バラトン湖はハンガリー西部にある中央ヨーロッパ最大の湖で、スラブの言葉で湖沼を意味する「Blato」が語源と考えられています。バラトン湖はハンガリー高地の中央部に位置し、後期更新世の地殻陥没で形成されました。東西に長く広がり、長さ約78km、幅5-12km、最大水深約11m、平均水温20℃、夏の水温26-27℃で、冬季は水面が凍結します。平均水深は浅く、流域における土地利用の変化が顕著であるため、西部を中心に富栄養化が進んでいます。水面の色は淡いコバルトブルーで、水質は弱アルカリ性でマグネシウム、カルシウムなどの成分を含んでいます。50以上の河川がバラトン湖に流入し、湖水はシオ川からドナウ川に流れ出ます。バラトン湖は国際的な保養地として知られ、沿岸都市は湖水浴を楽しむ観光地として賑わっています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Shane Kimbrough’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH