地球観測衛星Landsat 8が撮影した、フランスの海外県であるマヨットです。

Credit: NASA

マヨット(マイヨット)は、アフリカ大陸南東、マダガスカル島との間のモザンビーク海峡に浮かぶコモロ諸島に属する島で、コモロ諸島の最も南東に位置しています。マヨット島を除く他の島々は独立国家コモロ連合であり、同国はフランスに対し、マヨット島の領有権および返還を主張しています。1841年、フランスはマヨット島の王からこの島を買収してフランスの植民地としました。その後、フランスはマヨットを拠点として残るコモロ諸島3島をも植民地化し、コモロ諸島はフランス海外領土となりましたが、1961年に内政自治権が認められました。1960年代後半からはコモロでも自治拡大および独立運動が盛んになりましたが、マヨットでは他島に対する反発からフランス帰属が支持を得るようになっていきました。2011年3月31日よりフランスの海外県になり、2014年1月1日より、EUの完全な一部となりました。本島は、コモロ諸島の中で地質学上最も古くに形成された火山島で、火山岩のため、土壌は肥沃です。最高地点は標高660mのベナラ山です。島全体を珊瑚礁が囲むため、その内側の海は穏やかで、漁船および軍艦の待避港として役立っており、また、マリンスポーツにも適している。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH