地球観測衛星Landsat 8が撮影した中国の雷州半島です。

雷州半島は、中国南部、広東省南西部にある半島です。山東半島・遼東半島と並ぶ中国三大半島の一つで、南北に約140km、東西に約70km、面積は約7800km2で、南シナ海にあり、中国大陸から海南島に突き出た形になっています。東側は雷州湾、西側はトンキン湾です。また、半島南部からは瓊州海峡を挟んで約30km先に海南島を眺望することができます。半島の中心都市は湛江市です。半島の沿岸各地には24種のマングローブ植物が生えるマングローブ林が広がり、2002年にこれらは「湛江マングローブ国家級自然保護区」としてラムサール条約に登録されました。かつて半島と海南島周辺には、ジュゴンやコククジラ、セミクジラなど貴重な海洋大型生物類が数多く見られました。雷州半島は熱帯モンスーン気候に属し、冬は温暖、春の訪れは早く、夏は長期間、熱帯湿潤の気候となり、秋は乾燥して涼しく爽やかな日が多く、洪水の季節には雨が多くなり、四季を通じて雷が発生し、十分な日照に恵まれます。
地上の様子はこちらです。

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH