油井亀美也宇宙飛行士がISSから撮影した流星(流れ星)です。

Credit: Kimiya Yui, JAXA, NASA

流星は、天文現象の一つで、夜間に天空のある点で生じた光が一定の距離を移動して消滅する現象で、一般的に流れ星と呼ばれます。明るさが強く、昼間でも目視できる流星もまれにあります。原因としては太陽の周りを公転する流星物質が、地球(または他の天体)の大気に衝突、突入して発光したものです。流星物質は、0.1mm以下のごく小さな宇宙塵から、数cm以上ある小石のようなものまで様々な大きさがあります。地球の大気に数十km/sという猛スピードで突入し、上層大気の分子と衝突して摩擦によりプラズマ化して発光します。通常、流星は地上より150kmから100km程度の高さの下部熱圏で光り始め、70kmから50kmの高さの中間圏で消滅します。しかし、元の流星物質が特に大きい場合などには、燃え尽きずに隕石として地上に達することがあります。なお、見た目に消滅する場合にも流星塵として地球に降り注いでいます。

参考文献: Kimiya Yui’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH