野口聡一宇宙飛行士がISSから撮影したオマーンのサラーラです。

Credit: Soichi Noguchi, JAXA, NASA

サラーラ(صلالة, Salalah)はアラビア半島南部の港町で、オマーン南部のドファール特別行政区の行政中心都市です。都市圏人口は約20万人で、オマーン第二の都市です。オマーンの国王(スルタン)、カーブース・ビン・サイードの出生地であり、その権力基盤でもあります。歴代のスルタンは首都かつ最大都市のマスカットよりもサラーラに拠点を構えることが多かったですが、カーブースは戴冠以来マスカットに住んでいます。サラーラはインド洋に面した港町で、中東、インド、アフリカへの入口となる戦略的重要性は古来より変わらず、古代の港町の遺跡スムハラムがあるほか、街の15km南西にあるサラーラ港はインド洋でも有数のコンテナ港として繁栄しています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Soichi Noguchi’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH