オレグ・ノビツキー宇宙飛行士がISSから撮影したカタールのアルシャハニヤ競駝場です。

Credit: Oleg Novitskiy, Roscosmos

競駝は、主にアラビア半島の国々およびオーストラリアで行われているヒトコブラクダによる競走で、ラクダ競走とも呼ばれます。コースは短距離から長距離まで様々なものがありますが、概して競馬よりも長く10km程度の砂漠コースを周回して順位を競います。一名の騎手が騎乗し、手綱を操作します。平均速度は時速40~60km程度で、ラクダのオーナーは自動車で併走しながら指示を与えたり奮励することができます。アラブ人の支配階層や有産階級が結婚式など祝いの席の余興として、自身の所有するラクダを走らせたのが始まりと言われています。これに他のラクダ所有者が挑むなどして、次第に競技としてのラクダ競走が形成されていきました。2020年、無形文化遺産に登録されました。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Oleg Novitskiy’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH