イワン・ワグナー宇宙飛行士がISSから撮影した南極大陸西部のS字状の細く長大な南極半島です。アイルランド人アーネスト・シャクルトンがエンデュアランス号で行ったウェッデル海探検の近くです。ISSの軌道は高緯度地域まで行かないので、南極の撮影は容易ではないと言われています。

南極半島は、南極の中では気候が最も温和で、1820年代に人類が最初に到達した南極大陸の一角であると同時に多くの観測基地があります。半島北部は南極大陸では珍しく南極圏外で、ドレーク海峡を挟んで1000km北に南米大陸があります。アルゼンチン、イギリス、チリが、南極半島の全域もしくは一部の領有を主張しています。また、南極半島は高い山が多く、アンデス山脈の続きであると考えられています。
地上の様子はこちらです。
参考文献: Ivan Vagner’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH