野口聡一宇宙飛行士がISSから撮影した、サハラ砂漠の砂がビスケー湾に到達している様子です。

ビスケー湾は、北大西洋の一部でイベリア半島の北岸からフランス西岸に面する湾で、フランス語ではGolfe de Gascogne(ガスコーニュ湾)、スペイン語ではGolfo de Vizcaya(ビスカヤ湾)と、それぞれこの湾が面するガスコーニュ地方、ビスカヤ地方に因んだ名で呼ばれており、いずれもバスク地方に関連する地名です。スペインではビスケー湾南部をカンタブリア海と呼び、これはカンタブリア地方に由来しています。平均水深は1,744m、最大水深は4,735mで、かなり沖合まで大陸棚が広がっており、湾内は好漁場とされます。大西洋の厳しい天候の影響下にあり、特に冬季にはビスケー湾は大嵐となることがあります。また、潮差が大きいことで知られ、最大12mに達します。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Soichi Noguchi’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH