シェーン・キンブロー宇宙飛行士がISSから撮影した米ワイオミング州のビッグホーン盆地です。長さ約742kmのビッグホーン川も流れています。

ビッグホーン盆地は、米ワイオミング州の北部から中部にかけ、約160km広がる盆地です。西にアブサロカ山脈、東にビッグホーン山脈、南にオウルクリーク山地とブリッジャー山地が位置しています。盆地南側の、オウルクリーク山地とブリッジャー山地の谷間からウィンド川が流入しており、盆地に入るとビッグホーン川になる。気候は全域が半不毛で、例年150-250mm程度しか降水がありません。盆地内は、パウエル、ワーランド、サーモポリスなどの町があるほか、気候を利用したかんがい農業によるテンサイ栽培が行われています。また、ビッグホーン盆地は、カンブリア紀から中新世までの時代に6,000m以上の堆積岩ができ、地質学的な盆地が形成されました。盆地内では、20世紀前半に油田が発見され、今日まで14億バレル以上という膨大な石油を産出しました。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Shane Kimbrough’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH