トマ・ペスケ宇宙飛行士がISSから撮影したフランスのボルドーです。

Credit: Thomas Pesquet, ESA, NASA

ボルドーワインの産地として世界的に有名なボルドーは、フランス南西部の中心的な都市で、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏の首府、ジロンド県の県庁所在地です。ガロンヌ川に面した港町で、市街地は川の湾曲部にそって三日月形に形成され、月の港と呼ばれます。18~19世紀の都市計画によって生まれた調和のある街並みと、近年のガロンヌ河岸の歩行者空間と一体となった歴史的な再開発が評価され、2007年にボルドーの市街区域1810ヘクタールが世界遺産に登録されました。ボルドー市街地の大部分が位置するガロンヌ川左岸は主に砂利から成っており、土壌はやせ、水を透過し、熱を容易に貯蔵するため、土壌はブドウ栽培に適合しています。ガロンヌ川右岸は平原から石灰岩台地にかわるので、全く違う様相で、標高は崖で90m近く上昇します。この台地上には、世界で最も高いワインを産するサン=テミリオン、ポムロール、フロンサックといった世界的ブドウ園が、ボルドーから約20kmにわたって存在します。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Thomas Pesquet’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH