シェーン・キンブロー宇宙飛行士がISSから撮影したアルゼンチンの首都ブエノスアイレスです。

Credit: Shane Kimbrough, NASA

ブエノスアイレスは、人口300万人、都市圏人口1500万人を擁するアルゼンチンの首都で、ラプラタ川に面しています。スペイン語で「buenos(良い)aires(空気、風)」の意味で、船乗りの望む「順風」が街の名前になったものです。独立当時は「偉大な田舎」と呼ばれる人口5万人程の小さな町でしたが、サルミエント政権による欧州化や、文明化政策の実施以降数多くの移民がイタリア・スペインなどから渡来したことから、中南米の中でも最も欧州的な街になりました。1970年代以降のアルゼンチン経済の悪化に伴い、南米最大の都市はブラジルのサンパウロに移ってしまったものの、現在でもブエノスアイレスはスペイン語圏の都市として重要性を保っています。ただ、内陸部との差異が大きすぎるため、しばしば「国内共和国」と呼ばれます。サッカー強豪国であるアルゼンチンは、2022年のサッカーワールドカップ決勝でフランスを破り、優勝しました。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Shane Kimbrough’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH