NASAの地球観測衛星Landsat 9が撮影した米ネバダ州ブラックロック砂漠で毎年開催されるバーニングマンです。今年は異常気象で激しい降雨があり、砂漠の盆地が泥の海に変わりました。

バーニング・マンは、アメリカ北西部の人里離れた荒野で年に一度、約一週間に渡って開催されます。例年、8月の最終月曜日から9月の第一月曜日(米国の祝日「レイバー・デイ」である)までがバーニング・マンの会期とされています。会場となるブラックロック砂漠は、ネバダ州リノ市の約150km北北東に位置する乾湖(Dry lakebed)です。各参加者は、この「プラーヤ」(Playa)と呼ばれる何もない塩類平原に街を作り上げ、新たに出会った隣人たちと共同生活を営み、そこで自分を表現しながら生き抜き、そして一週間後、すべてを無に還します。ちなみに、ブラックロック砂漠は標高1191mの山岳地帯に位置し、東側をジャクソン山脈、西側をキャリコ山脈に挟まれた盆地です。このアルカリ塩が堆積した土地「プラーヤ」には、サボテンすら生えず、サソリもゴキブリも生息していません。
地上の様子はこちらです。

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH