野口聡一宇宙飛行士がISSから撮影したカーボデルデ(カーボヴェルデ)です。

Credit: Soichi Noguchi, JAXA, NASA

カーボベルデ諸島は、西アフリカ大陸部のセネガルから約375km離れた場所にあり、大小15の火山群島からなり、最高峰はフォゴ島のフォゴ山(2829m)です。カーボベルデは、プレートの運動により大西洋が拡大中に、ホットスポットでマントルの部分融解融で発生したマグマが噴出した玄武岩類が諸島を形成しました。1460年にポルトガル人が入植を開始し、マデイラ諸島やアソーレス諸島同様、砂糖を生産しようとしましたが、サヘルの延長にある雨の降らない厳しい気候や土壌の不毛さによって失敗しました。熱く乾燥した気候で旱魃が何年も続く事があり、農作物などが被害を受けやすい上、山岳的な様相を呈し、荒涼とした絶壁や荒地が広がり、国全体が深刻な水不足に悩まされています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Soichi Noguchi’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH