ルカ・パルミタノ宇宙飛行士がISSから撮影したイタリア、シチリア島東部のカターニアの夜景です。

Credit: Luca Parmitano, ESA, NASA

カターニアは面積と人口の両面でパレルモに次ぐ第二の都市で、シチリア島東部に位置し、イオニア海に面しており、活火山エトナ山の麓にあります。カターニアは紀元前8世紀にマグナ・グラエキアのカルキス人によって創設されました。都市は幾度もの地質的な災害に見舞われており、1169年の大地震で壊滅的な被害を受けました。1669年にはエトナ山の大噴火と溶岩流によって町が覆われ、1693年のシチリア地震でも大きな被害が出ています。その後、14世紀からルネサンス期にかけて、カターニアはイタリアで最も重要な文化、芸術、政治の中心の一つとなりました。今日のカターニアは、シチリア島の産業、物流、商業の中心地であり、その空港であるカターニア・フォンタナロッサ空港は南イタリア最大の空港です。カターニアの中心部にある「旧市街」は、1693年の地震後に促進されたバロック建築が見られ、ユネスコの世界遺産に登録されています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Luca Parmitano’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH