NASAの地球観測衛星Landsat 9が撮影した米カリフォルニア州のクリア湖です。2024年5月中旬、藻が大発生しました。

クリア湖のあるクリアレイクはカリフォルニア州北部レイク郡の都市で、標高432mにあります。クリアレイクの最初の住人はポモ族インディアンであり、コノクティ山など地域の多くのものに名前を付けていました。クリアレイクは天然の富栄養型湖で、藻類や水生植物が繁茂します。堆積物サンプルからは、約1万年前の氷河期の終わりから大規模な藻類が存在していた可能性があることがわかっています。近年では、農場、ブドウ園、故障した浄化槽、砂利採掘場、放棄された露天水銀鉱山からの流出水など、人間の廃棄物等で湖の栄養素が増加し、有害な藻類の大発生の数も増加しています。クリアレイクで確認されている130以上の藻類種のうち、特定の条件下で人間の健康に悪影響を及ぼす可能性のある青緑色の藻類が3種類あります。
地上の様子はこちらです。

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH