スルタン・アル・ネヤディ宇宙飛行士がISSから撮影したシリアの首都、ダマスカスです。

Credit: Sultan Al Neyadi, NASA

ダマスカスは「世界一古くから人が住み続けている都市」として知られ、カシオン山の山麓、バラダ川沿いに城壁で囲まれた古代から続く都市と新市街が広がります。地中海から約80km内陸に位置し、アンチレバノン山脈で海からさえぎられています。街はアンチレバノン山脈の麓の、海抜680mの高原の上にあります。都市圏の人口は400万人に迫るといわれます。ダマスカスという地名の初出と考えられる文献は、紀元前15世紀のエジプトのトトメス3世の残した地理文献にある「T-m-ś-q」と読める文字です。19世紀後半から、近代的な行政・商業の中心が旧市街の西側のバラダ川の周囲、「マルジェ(牧草地)」と呼ばれる場所を中心に発生しました。マルジェはすぐに近代のダマスカスの中心となる市庁前の広場の名前(マルジェ広場)となりました。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Sultan Al Neyadi’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH