ESAの宇宙観測衛星Copernicus Sentinel-2が撮影したカザフスタンとウズベキスタンにまたがる塩湖のアラル海の変貌の様子です。

アラル海は中央アジア西部の内陸湖です。アラル海は1960年代までは日本の東北地方とほぼ同じ大きさの湖沼面積を誇る世界第4位の湖でしたが、半世紀で約5分の1に縮小しました。旧ソ連が60年代に乾燥地域の同地域を耕作地に変える計画の中で、大量の農業用水を確保するために水を利用したのが主な原因と考えられています。既に干上がった部分はアラルクム砂漠と呼ばれます。また、これら人的要因による湖の縮小とそれにともなう周辺環境の急変は、「20世紀最大の環境破壊」とも言われています。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Copernicus EU’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH