セルゲイ・クド-スべルチコフ宇宙飛行士がISSから撮影したフォークランド諸島です。

Credit: Sergey Kud-Sverchkov, Roscosmos

フォークランド諸島(スペイン語名ではマルビナス諸島)は、南大西洋上にあるイギリス領の諸島で、1833年からイギリスが実効支配し続け、現在に至ります。諸島の領有を主張するアルゼンチンとイギリスとの間で、1982年にフォークランド紛争が勃発しました。フォークランド諸島はアルゼンチン・パタゴニアから500km離れたアルゼンチン海上にあり、東フォークランド島と西フォークランド島の2つの大きな島、そして776の小さな島から成ります。島のほとんどが不毛な荒地ですが、東フォークランド島の平坦な土地は羊の牧草地になっています。海水温の低い南大西洋に囲まれているため、寒冷海洋性気候であり、冷涼で風が非常に強いです。スタンリーの1月最高気温15度・最低気温7度、7月は最高5度・最低0度です。イギリスの実効支配が続く同諸島の帰属をめぐって、2013年に住民投票が行われました。投票登録者1649人中投票率92%で、投票者の99.8%がイギリスの帰属を望むという結果となりました。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Sergey Kud-Sverchkov’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH