地球観測衛星TerraとAquaが撮影したスーダンの洪水の様子です。

スーダン北東部、紅海州の豪雨により、2024年8月25日にアルバアトダムが決壊し、多数の人々が未だ行方不明になっています。国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、被害を受けた被災者は5万人と推定されます。2023年4月から内戦が続く同国では、今年6月以降に生じた集中豪雨がさらなる混乱を招いています。今回の洪水により避難した人々の47%は、すでに目下の武力衝突から逃れていた避難民であったと推定され、500日間に及ぶ内戦のさなかに生じた災害により、さらに多くの避難民が発生し、同国の壊滅的な人道危機を一層深刻なものにしています。
地上の様子はこちらです。

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH