王亜平宇宙飛行士が天宮号宇宙ステーションから撮影した中国のゴビ砂漠です。

Credit: CNSA

ゴビ砂漠は、中国の内モンゴル自治区からモンゴルにかけて広がる砂漠で、東西約1600km、南北約970km、世界で6番目の大きさを誇ります。ゴビとはモンゴル語で「沙漠、乾燥した土地、礫が広がる草原」などを意味します。ゴビ砂漠は、雨雲がヒマラヤ山脈に遮られる為非常に乾いた風が吹き付けます。ゴビ砂漠は内陸にあるため大陸性気候であり、他の砂漠と比べ非常に高緯度であるにもかかわらず夏である5月〜9月までの間の最高気温は45度を超えることもあります。しかし冬である12月〜3月の間は、砂漠の年中灼熱といったイメージとはかけ離れた寒風吹きすさむ厳冬の地である。特に1月末から2月にかけては最低気温がマイナス40度を割り込むことも少なくありません。黄砂は、この地などから巻き上げられ気流に乗り運ばれる砂であり、春先には日本にも多く飛来すします。古くから匈奴を始め、柔然、突厥、回鶻、モンゴル帝国などの活躍の場であり、シルクロードの重要な拠点都市が幾つか存在しました。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Wang Yaping’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH