シェーン・キンブロー宇宙飛行士がISSから撮影したリビアのシドラ湾です。

シドラ湾は、地中海に面したリビア北岸の湾です。シドラ湾の名は湾奥にある港町で石油積出基地としても知られるシドラ(Sidra, Sidr)の町に由来しています。湾岸にはシルテ(スルト)の町があり、シルテ湾(スルト湾)とも呼ばれます。シドラ湾は古典古代には大シルティス(Syrtis Major、現在のチュニジアにあった小シルティスとの区別のため「大」をつけられた)と呼ばれていました。シドラ湾ではマグロが重要な漁業資源となっています。また、リビアの主張では、北緯32度30分を湾口閉鎖線とするシドラ湾全体がリビアの領海(歴史的湾)であり、さらに62海里の漁業専管水域を有する、としています。米国は、この領有権の主張は認められるものではなく、沿岸から12海里(22.2km)の一般的な領海が認められるに過ぎない、と考えています。
地上の様子はこちらです。
参考文献: Shane Kimbrough’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH