NASAが公開したエジプトのスエズ湾の衛星画像です。スエズ運河を通過する多くの船舶の往来が確認できます。

Credit: NASA

スエズ湾は、紅海の北端に位置し、東のアカバ湾と共に西からシナイ半島を挟んでいる湾です。アフリカとアジアの大陸の境界は、スエズ湾の中央線上とされています。長さ314km、幅最大32km。水深は最大でも18mです。スエズ湾は、2800万年前にできた比較的新しいリフト盆地です。アフリカ大陸から伸びた大地溝帯が紅海をつくり、さらにスエズ湾とアカバ湾に分かれたと考えられており、この割れ目はアカバ湾からさらに死海へと続きます。湾の入口から北北西に延びた終端には、エジプトのスエズ市とスエズ運河の入り口があり、湾の入口付近に古いジェムサ油田・ガス田があるほか、湾内には多数の油田が分布しています。

地上の様子はこちらです。

Credit: WorldAtlas

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH