オレグ・ノビツキー宇宙飛行士がISSから撮影したハイチです。

ハイチはカリブ海の大アンティル諸島のイスパニョーラ島に位置し、推定人口は1,140万人でカリブ海で最も人口の多い国です。首都はポルトープランスです。島の西部8分の3を占め、ドミニカ共和国と共有しています。南西部には、ハイチが領有権を主張する小島ナヴァッサ島があるが、米国連邦政府の管理下にあるテリトリーであることが争いとなっています。歴史的に貧しく、政情不安定なハイチは、人間開発指数がアメリカ大陸で最も低い国です。21世紀に入ってからは、国連の介入を招いたクーデターや、25万人以上の死者を出した大地震などに見舞われました。「ハイチ(アイティ)」とは、先住民族の一部族であるアラワク系タイノ人の言葉で「山ばかりの土地」を意味する言葉に由来し、独立に際してそれまでのフランス語名「サン=ドマング」から改名されました。公用語はハイチ語(クレオール言語)とフランス語。フランス語系のクレオール言語であるハイチ語は1987年に公用語として認められました。ほとんどのハイチ人はハイチ語を日常的に使いますが、公的機関やビジネス、教育では標準フランス語が使用されます。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Oleg Novitskiy’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH