サマンサ・クリストフォレッティ宇宙飛行士がISSから撮影したモロッコの高アトラス山脈です。

Credit: Samantha Cristoforetti, ESA, NASA

アトラス山脈は、アフリカ大陸北西部のマグリブにある褶曲山脈で、サハラ砂漠と地中海・大西洋の海岸部とを分離しています。広義の山脈はモロッコ、アルジェリア、チュニジアにまたがり、全長は約2500kmに及びます。アトラス山脈には主にベルベル人が住んでおり、一部のベルベル諸語では「山」のことをアドラ(adrar)またはアドラス(adras)と言い、地名学においてこれらの語はアトラスと同根語と考えられています。また、画像のオートアトラス山脈(高アトラス)はモロッコ中央部にあり、大西洋岸からモロッコとアルジェリアの国境まで東方向に伸びています。北アフリカで最も高いツブカル山(標高4167m)、その東のムグーン山(標高4071m)など、4000mを超える山が複数あります。東西の端では高度が急激に低下し、大西洋岸およびアンティアトラス山脈につながっています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Samantha Cristoforetti’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH