油井亀美也宇宙飛行士がISSから撮影した硫黄島です。

硫黄島(いおうとう)は、日本の小笠原諸島南部にある火山列島(硫黄列島)に属する島で、南西端にある摺鉢山から北東へ8.3kmの長さで扇形に広がっています。行政区分上は東京都小笠原村で、東京都区部(東京23区)からは南に約1250km、村役場などがある父島から南に約280km離れています。太平洋戦争末期までは一般島民が暮らしていましたが、1944年(昭和19年)に疎開させられた後、翌年の硫黄島の戦いでアメリカ軍(米軍)に占領されました。日本国政府へ施政権が返還された後は自衛隊が駐屯して硫黄島航空基地を運用しているほか、自衛隊単独およびアメリカ軍との日米共同訓練を実施しています。民間人は旧島民による慰霊、戦死者の遺骨収集などで来訪するのみです。2022年、国土地理院は最新の空中写真及び現地測量結果をもとに、海岸線や等高線を含め地図を全面的に描き直し、この結果、島面積は従前の約1.3倍の29.86km2、最高標高も2m上昇しました。地盤隆起は現在も続いています。
地上の様子はこちらです。
参考文献: Kimiya Yui’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH