地球観測衛星Landsat 8が撮影した仏領ギアナのクールーです。

Credit: NASA

クールーは、南アメリカフランス領ギアナの北部に位置するコミューンで、ギアナ宇宙センターがある事で有名です。首都カイエンヌからは約50kmのところに位置します。クールーはクールー川河口に位置し、域内には小さな湖が点在します。熱帯雨林がありますが、乾燥したサバンナもあります。18世紀には、カイエンヌからやってきたイエズス会宣教師たちが先住民カリナ族布教のため定住地を作りましたが、1762年にイエズス会がフランスで追放されたことにより、共同体は崩壊しました。探検家がやってきた時には修道士たちが暮らす小さな家があるのみでした。20世紀中頃には人口約800人足らずで特に何もない小さな町だったが、フランスがこの小さな町をアリアン・ロケット発射地として選び、1967年にギアナ宇宙センターを設立して以来、クールーの人口は1万5000人以上に増え、現在では宇宙関連の産業で栄える町となっています。ロケット基地の警備のためにフランス外人部隊の第3外人歩兵連隊が駐留しています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: ‘s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH