スルタン・アル・ネヤディ宇宙飛行士がISSから撮影したクウェート市(クウェート・シティ)です。同国の独立記念日は2月25日です。

1961年6月、クウェートはイギリスの保護国地位の終了とともに独立し、シェイク・アブドゥッラー・アル=サリーム・アル=サバーハがクウェートの首長になりました。しかし、クウェートの国民の日は、シェイクアブドゥッラーの戴冠記念日である2月25日となりました(当初は独立日の6月19日でしたが、夏の暑さへの懸念から政府が変更しました)。
クウェートは、国土のほぼ全てが砂漠気候であり、山地・丘陵などはなく、平地です。夏季の4 – 10月は厳しい暑さとなり、さらにほとんど降水もないため、焼け付くような天気と猛烈な砂嵐が続きます。石油が主要産業であり、界第4位の埋蔵量があり、2016年の生産量は300万バレル/日を超えます。オイルマネーによって、産業基盤の整備や福祉・教育制度の充実を図っており、ほとんどの国民は国家公務員・国営企業の社員として働いています。石油収入を利用した金融立国や産業の多角化を目指して外国からの投融資環境を整備したため莫大な雇用が創出され、不足している労働力は周辺外国人が補っています。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Sultan Al Neyadi’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH