野口聡一宇宙飛行士がISSから撮影したベネズエラのマラカイボ湖です。

マラカイボ湖はベネズエラ北西にある塩湖です。北部はせまい水路を通じてベネズエラ湾につながっており、湖水はやや塩分を含んでいます。1918年に湖底と湖岸に油田が発見され、ベネズエラが産油国として認知される契機となりました。現在も湖の東部は油田地帯となっており、水路を利用して大型タンカーが原油の積み出しを行っています。また、この湖では音を出さない雷が度々発生しており、現在科学者の手で研究が進められています。マラカイボ湖の南西部のカタトゥンボ川河口部でいつも雷が光る現象(カタトゥンボの雷)は、大航海時代から存在が知られており、船乗りたちから「マラカイボの灯台」(Faro de Maracaibo) と呼ばれています。2014年、1時間に走る稲妻の数3600本が認められ、「世界で最も稲妻が多い場所」としてギネス世界記録に認定されました。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Soichi Noguchi’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH