地球観測衛星Aquaが撮影したカナダのウィニペグ湖です。5月になると湖の氷が解け始め、月末には気温は30~33度の間で推移し、乾ききった大地は煙と炎に包まれました。

ウィニペグ湖はマニトバ州の州都ウィニペグの北約55kmに位置しています。面積は24,387km2で、カナダで6番目、世界で12番目に大きな淡水湖であり、南北の長さ416kmです。比較的浅く、最大深度は36mです。湖岸沿いにはファースト・ネーションやメティを含む約23,000人が居住しています。名前の由来はクリー語で”muddy waters”を意味する単語です。ここ数十年でウィニペグ湖の富栄養化は進行しています。南部は北部よりも窒素やリンの濃度が高く、特にレッド川はウィニペグ湖への総流入量の17%を占めるに過ぎないにもかかわらず、リンの70%、窒素の34%の流入元となっています。
地上の様子はこちらです。

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH