NASAの地球観測衛星Landsat 9が撮影したマッコーリー島です。

Credit: NASA

マッコーリー島は全長約34km、幅は最大5kmの細長いオーストラリア領の無人島で、タスマニア州に属しています。タスマニア島の南東約1400km、オークランド諸島の南西約630kmに位置し、本土のオーストラリア大陸及びタスマニア島よりも、ニュージーランドに近く位置しています。プレートの動きによって作られた細長い島で、泥炭地、湖、池が点在する人を寄せ付けない絶海の孤島です。狂う50度の暴風にさらされているため木が生えず、島には草原が広がっています。地殻のマントルの噴気孔が直接海面にまで達し、海底約6kmの深さにあるマントル由来の岩石が海面上に露頭がある地球上で唯一の場所で、主要の海盆内で形成された唯一のオフィオライトでもあります。また、ペンギンの大規模繁殖地であり、島内ではロイヤルペンギン、オウサマペンギンなど数種類のペンギンを抱えます。現在では一般人の観光目的での立ち入りは固く禁じられています。1997年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH