ジャスミン・モグベリ宇宙飛行士がISSから撮影したマリ中部のサハラ砂漠です。首都バマコも右方に見えています。

マリは西アフリカの内陸国で、約2,200万人の人口を有しています。国土の北側3分の1はサハラ砂漠であり、ちょうど中心を流れるニジェール川沿岸に農耕地が広がり、南部はやや降水量の多いサバンナ地帯となっています。植民地時代はフランス領スーダンと呼ばれていましたが、独立時に現在の国名となりました。マリの名はかつてこの地にあったマリ帝国の繁栄にあやかって名づけられました。ちなみに、マリとはバンバラ語で「カバ」という意味で、首都のバマコにはカバの銅像があります。生産人口の80%が第一次産業に従事しており、農業および牧畜が主要産業となっています。マリ最大の輸出品は金であり、これに次ぐ主力産品は植民地時代からマリ経済の主力であった綿花です。
地上の様子はこちらです。


参考文献: Jasmin Moghbeli’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH