ESAの宇宙観測衛星Copernicus Sentinel-2が撮影したマヨルカ島です。

Credit: EU, ESA

マヨルカ島(マジョルカ島、マリョルカ島)は、地中海西部のバレアレス海に浮かぶ島で、バレアレス諸島最大の島です。1983年にスペインの自治州としてバレアレス諸島州が成立すると、マヨルカ島のパルマ・デ・マヨルカが州都となりました。メノルカ島やイビサ島などバレアレス諸島の他島と同様に人気のある観光地であり、特にドイツとイギリスからの観光客が多いです。名称はラテン語で「大きな島」を意味するinsula maiorに由来し、後に「大きなほう」を意味するMaioricaとなりました。マヨルカ島の気候は典型的な地中海性気候であり、ケッペンの気候区分ではCsaに分類されます。特に降水は季節性が顕著です。年降水量は地域的な差異が大きく、南東部ではわずか300mmであるのに対して、そこから100kmも離れていない北西部のトラムンターナ山脈では1,200mmとなります。平原は暑い夏季と穏やかで涼しい冬季を持ちますが、冬季のトラムンターナ山脈は平原より温度が低くなり、しばしば降雪も見られます。平地では年間300日以上が好天日とされており、古くから「地中海の楽園」と呼ばれます。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Copernicus EU’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH