オレグ・ノビツキー宇宙飛行士がISSから撮影したモーリタニアです。

Credit: Oleg Novitskiy, Roscosmos

アフリカ大陸の西側に位置するモーリタニアは、全土がサハラ砂漠に位置するため国土の90%以上が砂漠であり、中央部にリシャット構造と呼ばれる同心円状の特徴的な地形があります。南部のセネガル国境を成すセネガル川流域や点在するオアシスが僅かに乾燥を免れた地域となっています。大西洋岸とセネガル川流域には平野が広がり、内陸部は高原となっています。モーリタニアの主産業は鉱業であり、なかでも北部のズエラットで採掘される鉄鉱石が経済の柱となっています。2014年度には鉄鉱石輸出は輸出の39.9%を占めて最大輸出品となっており、このほか、金が輸出の15.1%、銅が輸出の10.1%を占めるなど、鉱業がモーリタニア経済に占める割合は大きいです。鉱業と並ぶモーリタニア経済のもう一つの柱が水産業です。2014年度には魚介類輸出が輸出の14.7%、これと別枠でイカ・タコ類が10.6%を占め、おおよそ輸出の4分の1が水産物で占められています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Oleg Novitskiy’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH