野口聡一宇宙飛行士がISSから撮影した長崎市です。
長崎市は長崎県の県庁所在地および人口が最多の市であり、中核市に指定されています。「鎖国」体制であった江戸時代には、国内唯一の江戸幕府公認の国際貿易港（対オランダ・対中国）である出島を持つ港町であり、長崎貿易で栄えました。幕末期も、長崎港は日米修好通商条約の開港場に指定されました。このため、出島跡を初めとして、旧居留地や長崎新地中華街など、同じく港町の横浜市や神戸市と同様に異国情緒に満ちた港町として有名です。また、三菱重工業発祥の地である同社の長崎造船所や、かつて石炭産業が栄えた軍艦島（端島）など、日本産業の近代化を支えた港湾都市でありました。三菱重工業長崎造船所の一部や軍艦島などは2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一部として世界文化遺産に登録されています。実戦で使用された核兵器（原子爆弾）としては、広島県広島市に次ぐ世界史上2番目の、そして最後の被爆都市としても知られています。
地上の様子はこちらです。
参考文献： Soichi Noguchi’s Tweet
地球俯瞰画像を見る： LiVEARTH