トマ・ペスケ宇宙飛行士がISSから撮影したナミビアのスケルトンコースト(骸骨海岸)です。

ナミブ砂漠は、ナミビア大西洋側に位置する砂漠で、北はアンゴラとの国境付近から南は南アフリカ共和国北端にまで南北1,288kmにおよびます。約8000万年前に生まれた世界で最も古い砂漠と考えられており、「ナミブ」は主要民族であるサン人の言葉で、「何もない」という意味です。大西洋を北上する寒流・ベンゲラ海流の影響で生じた典型的な西岸砂漠ですが、鉄分が付着し酸化するため、酸化鉄の色によって砂は白から赤く変色します。沿岸の海上はかなりの暴風が吹き荒れており、海岸には沖合で濃霧のため難破した船舶や鯨などが打ち上げられスケルトンコースト(骸骨海岸)と呼ばれています。
地上の様子はこちらです。
参考文献: Thomas Pesquet’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH