イワン・ワグナー宇宙飛行士がISSから撮影したタンザニアのンゴロンゴロ自然保護区です。

タンザニアの北部にあるンゴロンゴロ保全地域は、ンゴロンゴロ・オルモティ・エンパカーイという3つのクレーターが並び、これら活動を停止したものも含め9つの火山が分布します。ンゴロンゴロクレーターは300万年前に出来た火山のカルデラに広がる盆地で、外輪は南北16km、東西19kmと世界有数のカルデラで、中央には湖が存在します。人類発祥の地と目されるオルドパイ渓谷がこのクレーターの西にあります。ンゴロンゴロの外輪は標高2,400mあり、カルデラ内部の平野(1,800m程度)と比べて高く、カルデラ内部は外部と遮断されており、このカルデラ内に生息する大型動物のほとんどはカルデラの外に出ることはありません。周囲と隔離された生態系が形成されるに至りましたが、キリンやインパラ以外の東アフリカのサバンナに生息する動物はほぼ観察することができます。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Ivan Vagner’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH