アンドレアス・モーゲンセン宇宙飛行士がISSから撮影したマリのニジェール川と内陸デルタです。

ニジェール川は、西アフリカを流れギニア湾に注ぐ河川で、全長4,180km。流域面積は209万2,000km2です。ギニアの山地から北東に流れてマリ共和国に入り、南東に転じてニジェール、ナイジェリアを流れ、河口に大デルタ地帯を形成しギニア湾に注ぎます。マリのセグーからトンブクトゥ間に内陸デルタを形成しています。乾燥したサヘル地帯を貫流しており、特に中流域に当たるマリ・ニジェール両国では重要な水源となっています。また、ギニア湾沿岸地域と北アフリカを結ぶサハラ交易の重要な拠点でもあり、流域ではガーナ王国・マリ帝国・ソンガイ帝国といった国家が興亡を繰り返しました。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Andreas Mogensen’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH