ダグ・ハーレー宇宙飛行士がISSから撮影した夜光雲です。夜光雲は極中間圏雲(polar mesospheric clouds, PMC)とも呼ばれ、地上80km付近の中間圏にできる特殊な雲で、日の出前や日没後に観測される気象現象です。地球上で最も高い高度に発生する雲と言われます。夏になっている北・南どちらかの半球の高緯度地域で多く発生します。通常の雲が地上~10km付近にできるのに対し、夜光雲は地上約75~85kmの中間圏界面付近にできます。高度の高い位置に発生するため、太陽が地平線付近にあるとき下から日が当たり、青白く輝いて見えます。

Credit: Doug Hurley, NASA

参考文献: Doug Hurley’s Tweet
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