野口聡一宇宙飛行士がISSから撮影した太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河です。

パナマ運河は、パナマ地峡を開削して太平洋とカリブ海を結んでいる閘門式運河で、規模は全長約80km、最小幅91m、最大幅200m、最浅部12.5mです。スエズ運河を拓いたフェルディナン・ド・レセップスの手で開発に着手したものの、難工事とマラリアの蔓延により放棄。その後パナマ運河地帯としてアメリカ合衆国によって建設が進められ、10年の歳月をかけて1914年に開通しました。国際運河であり、船籍・軍民を問わず通行が保証されています。長らくアメリカによる管理が続きましたが、1999年12月31日正午にパナマに完全返還されました。また、運河の拡張計画が2016年5月31日に完了し、現在では、既存の往復2つのレーンに加え、第3レーン(閘門サイズ:長さ427m、幅55m、深さ18.3m)をあわせ、3つの航路が運河通航できるようになりました。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Soichi Noguchi’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH