ウォーレン・ホバーグ宇宙飛行士がISSから撮影した米ペンシルベニア州のピッツバーグです。

Credit: Warren “Woody” Hoburg, NASA

ピッツバーグは、アリゲニー台地上、アレゲニー川とモノンガヒラ川が合流し、オハイオ川の起点となっている地点を中心に広がっています。ダウンタウンはその合流点近くの2つの川に挟まれた地帯に広がり、ゴールデン・トライアングルと呼ばれています。ピッツバーグという地名は、フレンチ・インディアン戦争の際にこの地に建てられていたフランス軍のデュケイン砦に進攻し、フランス軍を撤退に追い込んだイギリス軍のジョン・フォーブズ将軍がウィリアム・ピット(大ピット)にちなんで1758年につけたものでした。

地元のNFLチーム「スティーラーズ」の名にも見られるように、かつては鉄鋼生産の中心地として栄えました。1970年代にオイルショック、1980年代中盤に安価な輸入鉄鋼が、地域の鉄鋼業を衰退させ、メロン財閥とロックフェラー家は鉄鋼業に見切りをつけ、地域のハイテク産業・保険・教育・金融に投資をしました。ピッツバーグは学術都市でもあり、カーネギーメロン大学とピッツバーグ大学がキャンパスを置いているオークランド地区は、高等教育・研究機関や文化施設が特に集中しています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia・

参考文献: Warren “Woody” Hoburg’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH