サマンサ・クリストフォレッティ宇宙飛行士がISSから撮影したモロッコの首都、ラバトの夜景です。

Credit: Samantha Cristoforetti, ESA, NASA

ラバト市の人口は約65万人、都市圏では180万人です。ラバトとは「駐屯所」の意味です。町は大西洋に面し、ブー・レグレグ川の河口にあります。人口ではモロッコ最大の商業都市カサブランカなどに次ぎ第5位の都市ですが、首都としての機能のため、外国公館も存在し来訪者も多くなっています。シェラ(شالة, Chellah)というネクロポリスがブー・レグレグ川の両岸に残っていますが、これらは紀元前3世紀のもので、この頃には既にラバトのある場所に定住が行われていました。ちなみに、モロッコの海岸のうち約3/4は北大西洋に面し、残りは地中海に沿っています。大西洋沿岸、地中海岸と内陸部のオアシスを除き、植生はほとんど見られません。人口300万を超えるカサブランカ、同100万のタンジェ、首都のラバトなどは海岸沿いに集中していますが、人口約100万のマラケシュ、フェスなど内陸の大都市もあります。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikimedia

参考文献: Samantha Cristoforetti’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH