野口聡一宇宙飛行士がISSから撮影したイタリアの首都ローマとバチカン市国です。2025年4月21日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が88歳で亡くなりました。各国では、その死を悼む動きが広がっています。アルゼンチン出身のフランシスコ教皇は、2013年に中南米出身者として初めて教皇に選ばれ、2019年には、日本を訪れ、被爆地の広島や長崎でスピーチを行い、核兵器の廃絶を訴えました。教皇のご冥福をお祈りいたします。

昔のローマの大国さを表した「ローマは一日にして成らず」という諺もある通り、ローマは270万人を擁するイタリア最大の都市であると同時に、西洋文明圏を代表する都市のひとつであり、カトリック教会の中枢でもあります。また、ローマ市に囲まれるようにローマ教皇の居住するバチカン市国があります。そこは全世界のカトリック教徒にとっての中心地で、現在は外国であるが歴史・宗教・文化的にはローマ市地域と密接な関わりがあります。テベレ川が東方に曲がっている地点の西側に、サン・ピエトロ大聖堂と広場が確認できます。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Soichi Noguchi’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH