クリス・キャシディ宇宙飛行士がISSから撮影したアルゼンチンのサンマティアス湾です。

サンマティアス湾は、アルゼンチンのパタゴニア沖にある大西洋の入り江で、パタゴニア地方で最大の湾の一つです。海水面より低い台地と窪地に囲まれていますが、海水はそちらに入り込んでいません。サンマティアス湾は地殻変動により形成されました。 最終氷期に続く退氷期以前は、サンマティアス湾は海面以下の乾燥した平地でしたが、最終氷期極大期以降、地球規模の退氷作用が進行したため、海面は上昇し、現在の海面がサンマティアス海域を超えた11,000年前には盆地全体が浸水しました。この湾は、第四紀の氷河期と間氷期にそれぞれ干上がりと氾濫を繰り返してきました。
地上の様子はこちらです。
参考文献: Chris Cassidy’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH